住まいを快適な空間に保つうえでは、日常的な掃除機がけが欠かせません。
しかし、毎日のように掃除機を使うとなると、電気代がどのくらいかかるのかも気になるのではないでしょうか?
そこで本記事では、掃除機の電気代の目安と電気代の節約方法を紹介します。 「経済的にもうれしい掃除機を選びたい」とお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
子育て中の掃除に関する不安を払拭し、赤ちゃんと過ごす時間を思い切り楽しみたい方は、ぜひご覧ください。
掃除機の種類
掃除機の電気代を確認していく前に、まずはどのような種類があるのかを押さえておきましょう。 掃除機は主に、以下の3タイプに分けられます。
掃除機の種類
- キャニスター型
- スティック型
- ロボット掃除機
詳細を順に紹介します。
キャニスター型
車輪がついた本体とヘッドがホースでつながっているタイプのものを、キャニスター型掃除機といいます。 キャニスター型掃除機は、電源をコンセントから取るため、強力な吸引力を長時間持続できるのが特徴です。
広い範囲であっても細かいごみやペットの毛などを取り残すことなく、キレイに掃除できます。
その一方、コンセントにつなぐ必要があるがゆえに部屋の移動が面倒な点や、本体のサイズが大きく、広めな収納スペースを要する点はデメリットに挙げられます。
スティック型
スティック型掃除機は、本体とヘッドをパイプでつないだ、まさに棒状の掃除機です。 コードレスなことにくわえて、キャニスター型よりも軽量のため、操作性に優れています。
そのうえ、コンパクトなので収納場所に困らないのもうれしいポイントです。 そんなスティック型掃除機のデメリットを挙げるとすれば、電源が充電式で駆動時間に制限がある点でしょう。
広い家にお住いの場合は、一度の充電で全体を掃除できない可能性があります。
ロボット掃除機
内蔵されているセンサーを駆使し、障害物を避けながら自動で床を掃除してくれるのが、ロボット掃除機です。
ボタンを押すだけで労力をかけずに部屋を清潔に保てるのが、ほかのタイプにはない魅力です。
さらに、多くの製品に搭載されているタイマー機能を使えば、毎日決まった時間に自動で掃除機がけを行ってくれますよ。
ただし、床に障害物があるとその部分が掃除できないため、あらかじめ部屋を整えておかなければならない点には注意が必要です。 また、厚めの絨毯や高さのある段差は超えられないので、どこでも万能に使えるというわけでもありません。
掃除機の電気代の目安
それでは一般的な掃除機の電気代の目安を、種類別に確認していきましょう。 掃除機の電気代は、
“消費電力(W)÷1,000×使用時間(h)×1kWhあたりの電力量料金” で求められます。 1kWhあたりの電力量料金を30円とすると、各種掃除機の電気代は以下の通り算出できます。
一般的な掃除機の電気代の目安
種類 |
1日あたりの電気代(円) |
1年あたりの電気代(円) |
キャニスター型
|
4~5.5 |
1,460~2,007.5 |
スティック型 |
2.7 |
985.5 |
ロボット掃除機 |
5.1 |
1,861.5 |
キャニスター型とロボット掃除機は同程度の電気代で、スティック型が群を抜いて安いという結果になりました。
ここからは、それぞれどのように算出したのかを詳しく説明していきます。 なお、同種類の掃除機であっても、製品によって消費電力は大きく異なります。
より詳細な電気代を知りたい場合は、上記の計算式をもとに算出してみてください。
キャニスター型
キャニスター型掃除機は、集塵方式によって消費電力に差が生じます。 一般的に、紙パック式が1,100W程度、サイクロン式が800W程度です。 これを1日10分、毎日使う場合にかかる電気代の目安を以下にまとめました。
キャニスター型掃除機の電気代の目安
集塵方式 |
消費電力(W) |
使用時間 |
1日あたりの電気代(円) |
1年あたりの電気代(円) |
紙パック式 |
1,100 |
10分 |
5.5 |
2,007.5 |
サイクロン式 |
800 |
10分 |
4 |
1,460 |
1年あたりの電気代を比べると、500円以上もの差が生まれます。
消費電力が多いぶん、紙パック式のほうがパワフルな吸引力をもっていますが、電気代の安さに重点を置く場合にはサイクロン式がおすすめです。
この点は一長一短ですので、重視したい内容にあわせて選びましょう。
スティック型
スティック型掃除機の場合は、バッテリーの充電時に電気代が発生します。 一般的なスティック型掃除機の消費電力は30W程度で、おおよそ3時間の充電が必要になります。 この条件を計算式にあてはめて電気代を算出した結果が、以下の通りです。
スティック型掃除機の電気代の目安
消費電力(W) |
使用時間 |
1日あたりの電気代(円) |
1年あたりの電気代(円) |
30 |
3時間 |
2.7 |
985.5 |
キャニスター型掃除機と比べると、比較的電気代が抑えられることがわかります。 ただし、スティック型掃除機は充電を続けると余分な電気代が発生するうえ、バッテリーの寿命が短くなってしまうので、その点には注意が必要です。
ロボット掃除機
ロボット掃除機は、バッテリーの充電時だけでなく待機中にも消費電力がかかります。 充電時の条件は、30W程度の消費電力で3時間と、スティック型掃除機と同程度です。
そこに待機時に生じる4W程度の消費電力を合わせると、毎日1時間稼働させた場合の電気代は以下のように算出できます。 ロボット掃除機の電気代の目安
内訳 |
消費電力(W) |
使用時間 |
1日あたりの電気代(円) |
1年あたりの電気代(円) |
充電時 |
30 |
3時間 |
2.7 |
985.5 |
待機時 |
4 |
20時間 |
2.4 |
876 |
|
|
合計 |
5.1 |
1,861.5 |
ロボット掃除機は消費電力こそ大きくはないものの、待機機能によって1日中電力を要するため、結果的に電気代が高くなります。
掃除機をかける際に電気代を節約する方法
塵も積もれば山となるというように、普段から電気代の節約を意識した掃除機がけができていれば、長期的に大きな効果をもたらしてくれるかもしれません。
ここからは、掃除機をかける際に意識したいポイントを紹介します。
目立つごみをあらかじめ取っておく
電気代を節約するためにはまず、掃除機をかける前に目立つごみを取っておきましょう。 あらかじめ部屋を少しキレイにしておくと、掃除機をかける時間が短縮され、そのぶん電気代を節約することが叶います。
資源エネルギー庁によると、毎日掃除機をかける場合、1日に1分間掃除機を使う時間を短縮することで、1年あたり約170円の電気代を節約できるそうです。 これを2分、3分と短縮する時間を増やしていけば、より高い節約効果を生み出すことができます。
汚れに応じて掃除用具を使い分ける
汚れに応じて掃除機以外の掃除用具を利用することも、節約するうえでは大切です。 一般的に掃除機は、ほこりや髪の毛といったごみを取ることに特化した掃除アイテムです。 反対に、落としてしまった食べ物のようにベタつきのあるものには対応していません。
いくら時間をかけてもキレイにするのは困難ですし、電気代が余計にかかってしまいます。
ですから、汚れの状況をみて掃除機以外の掃除用具も活用しましょう。 ベタつきのような汚れは、フローリング用ワイパーを使えば簡単にキレイにできます。
また、カーペットや絨毯の汚れには、粘着クリーナーが効果的です。 こうした道具は電気に頼らず使用できますから、節電効果も同時に期待できます。
掃除用具を使い分ける手間はかかるものの、その頑張ったぶんの効果は得られるはずです。
関連記事:フローリングがベタつく原因と対策
一台で吸引と水拭きを同時にできるおすすめの掃除機
電気代を節約するうえでは掃除道具を使い分けるのが重要だとわかりましたが、それでも「めんどくさいな……」と感じる方も少なくないでしょう。
そんな方におすすめしたいのが、Mindoo Technologyが手掛ける『AquaX(アクアエックス)』です。 まずは基本情報をご覧ください。
Mindoo AquaXの基本情報
名称 |
Mindoo AquaX |
機能 |
・水拭き(吸引同時) ・吸引のみ ・自動クリーニング |
特徴 |
・コードレス ・液晶ディスプレイ |
水タンク容量 |
給水420ml、排水500ml |
サイズ(幅×奥行×高さcm) |
28×26.8×109.9 |
重さ |
3.8kg |
最大稼働時間 |
35分 |
メーカー希望小売価格 |
\54,800(税込) |
AquaXは、通常の吸引掃除のほか、水拭きや除菌の機能も搭載したスティック型掃除機です。 1分間に540回転する強力吸引ブラシが搭載されており、通常の掃除機では吸い取れなかった頑固な汚れにも対応可能です。
さらに、こだわり抜かれたヘッドの構造によって、壁の際の取りづらいごみも簡単に一掃できますよ。
こうしたうれしい機能のおかげで多様な汚れに一台で対応できるため、掃除の時間を大幅に短縮することが叶います。
掃除がスムーズに進めば掃除機がけもテキパキと終えられるようになり、ひいては電気代の節約にもつながりますので、ぜひAquaXを購入してみてはいかがでしょうか。
掃除機をゆっくり動かす
掃除機をゆっくりと動かすのも、電気代の節約に効果的です。 掃除機をかける際にヘッドを何度も前後させる方もいらっしゃいますが、実はそれではうまくほこりやごみを吸い取ることができません。
というのも、一か所を吸引する時間が十分に取れないからです。 掃除機を効率よくかけるためには、ヘッドに力を加えず、ゆっくりと動かすのがポイントです。 5~6秒かけて一往復するぐらいのイメージで掃除機をかけてみましょう。
一往復するだけでも汚れがキレイに取れるので、効率的に掃除が進められ、電気代を節約することができますよ。
掃除機をこまめにメンテナンスする
掃除機の定期的なメンテナンスも、電気代の節約につながります。 ごみが溜まったり、フィルターが詰まったりしている状態では、吸引力が低下し、そのぶん無駄に消費電力がかかってしまうものです。
資源エネルギー庁の調査によると、ごみが溜まった状態で使う場合と、空にした状態で使用した場合とでは、電気代に1年あたり40円程度の差が生じることがわかっています。
メンテナンスによって節約できる金額はわずかなものですが、掃除機が故障するリスクも軽減できるので、こまめに取り組みたいところです。
電源のオン・オフを繰り返さないようにする
電気代を節約するためには、電源のオン・オフを繰り返さないようにも心がけましょう。
掃除機に限らず多くの家電は、起動時に最も電力を消費します。 何度も電源のオン・オフを繰り返すと、それだけ起動時の消費電力がかかり、電気代もどんどん増えてしまうのです。
ですから、掃除機の電源を入れたらなるべく切らずに使いつづけるのが望ましいです。
掃除機がけの際、障害物になりそうな物はあらかじめどかしておいたり、部屋が複数ある場合は動線に沿って移動したりと、電源を切らない工夫を施してみてください。
掃除機の電気代は1年あたり985.5~2,007.5円程度が目安
本記事では、掃除機の電気代の目安と電気代の節約方法を紹介しました。 掃除機の電気代は種類や製品によって異なりますが、1年あたり985.5~2,007.5円程度が一般的です。
購入時は電気代とともに、それぞれの掃除機の種類における特徴を考慮したうえで、ご自身に最適なものを選びましょう。 なお、掃除機にかかる電気代は、目立つごみをあらかじめ取っておいたり、汚れに応じて掃除用具を変えたりすることで節約できます。
Mindoo Technologyでは、通常の吸引掃除と水拭き、除菌機能の3つが一台にまとめられたAquaXを販売しております。
「掃除用具を使い分ける手間なく、素早く掃除できる掃除機が欲しい!」という方は、ぜひお買い求めください。